タイのコンドミニアム購入時の注意点 コンドミニアム法の外国人購入枠、送金要件等の制限
まいど、GOBYです。
私のパタヤのコンドミニアムも順調に賃貸に回せるところ迄こぎつけました。
正直、色々と苦労しましたが何とかここまでこれたのもブログの先輩方の豊富な情報によるところが大きいと感じております。
私のブログもいつか何かしらの形で皆様のお役に立てればと思い綴らせていただきます。
今回はタイでコンドミニアムを購入する際に注意する点シリーズとして「コンドミニアム法」を中心に記録させて頂きます。
-外国人の土地所有制限-
先ず、タイでは原則的に外国人が「土地」を所有する事が法律上許されていません。
例外として法人であったり、4,000万THB以上をタイで投資している等の場合は土地の所有が許可される事も有るようですが気軽に購入できるような規制では無いので一般的では有りません。
タイでは外国人オーナーの飲食店等を良く見かけますが、その多くが貸店舗で実際は土地の所有者がいる事になります。
ゲストハウスも同様で、奥さんや友人の名前で土地を所有して運用しているケースがほとんどです。
-コンドミニアム法-
これに対しタイには「コンドミニアム法」という法律が定められています。
この法律で外国人はコンドミニアム等の部分所有物件については購入が許可されています。
ただ、このコンドミニアム法でも外国人の購入に対して色々と制限が有ります。
実際購入する際に重要になる部分としては
①送金要件
②外国人枠
の2点が挙げられます。
-送金要件-
外国人がタイでコンドミニアムを購入する際はお金の出所が明確でなければいけません。
具体的に言うとタイに居住していない人の場合は銀行を使用して海外送金したお金でコンドミニアムを購入しなければいけません。
バンコクやパタヤ等は外国人の観光客が非常に多く、両替所のレートも銀行よりかなり良い場合が多いのですが、コンドミニアム購入に当たっては両替所で両替したお金では購入できませんので注意して下さい。
※銀行にもよりますが、手数料等を考えると両替所よりも2%程度レートが悪くなると思われます。
また、少数派になると思いますが、駐在等でタイで収入が有る方はタイ国内で得た収入の範囲内でコンドミニアムを購入する事が出来ます。
労働VISAを取得しており、銀行の送金履歴が確認出来る状態である必要が有ったり、駐在員は日本の収入分は考慮されない等、こちらもハードルが高いので上記した海外送金して購入する方法が一般的になります。
-抜け道-
法的には上記の通りになりますが、実際にはイリーガル(正式には違法)にタイ国内で収入を得ている方も多く、デベロッパーもその点を理解しています。
まだ発展途上国のタイにおいてはお金である程度解決するという事は日常的でコンドミニアム購入にあたっても同様のようです。
デベロッパーを経由して土地局に有る程度の「袖の下」を渡して解決する事が出来る場合も有ります。
「袖の下」の相場としては購入金額の1%程度との事です。
詳細はコンドミニアム購入前にデベロッパーに尋ねてみて下さい。
-外国人枠-
部分所有が認められているコンドミニアムについても建物全体で外国人が所有できる物件は総面積の49%迄と決められています。
これにより外国人への人気が高いリゾート地等の物件は競争が激しくなり、外国人オーナー向けの価格とタイ人オーナー向けの価格に差異が生じる事が有ります。
結果として、賃貸に回す場合にタイ人オーナーに価格負けしてしまう事も考えられるので外国人の購入比率が高い物件については外国人オーナーの場合は賃貸向きでは有りません。※逆にタイ人オーナーにとっては大きなチャンスにもなり得ます。
私が知る限りはこの外国人枠に対しての抜け道は有りません。
プーケットやパタヤ等のリゾート地は外国人の購入比率が高いようですのでこういった点も考慮してコンドミニアムの購入を検討した方が良いかと思います。
-総括-
色々とネガティブな内容を書きましたがタイの不動産価値はまだ上昇していますので購入物件を間違えなければキャピタルゲイン(資産価値の上昇)も十分に狙えると思います。
何よりも大好きなタイにコンドミニアムを所有出来るという事は至福です。
海外の不動産投資はタイに限らず現地の法律をある程度把握する必要が有りますので購入してから後悔しないようネットや不動産屋さんなどから情報を入手して下さい。
パタヤの日系不動産屋さんについては過去記事を参照ください。
まとめ
日本で「俺家持ってるよ!」となると少し異性の反応も良い気がしますが、タイ人に「俺コンドミニアム持ってるよ!」と言っても意外と「あら、そう。」程度の反応でモテません!
「タイ人にモテたい!」という理由でのコンドミニアム購入はお勧めしません。
また、日本で「俺タイにマンション持ってるよ!」と言っても異性も同性も投資としては見てくれないのはなぜ!?笑
その他のコンドミニアム購入時の注意事項(デベロッパー)については過去記事を参照ください。