コロナウイルスによる影響 中国の現状 2020年2月1日 交通や街中の現状等
まいど、GOBYです。
私は中国に赴任しておりますが、現在春節休暇中です。
①春節休暇の延長
というのも、今年の本来の春節休暇(政府推奨)は1月24日~1月30日の7日間だったのですが、今回のコロナウイルスの影響(春節明けの人口大移動による感染拡大)を懸念し、春節休暇を急遽2月2日迄とする通達を出しました。
これに対し、多くの各省(日本の都道府県のようなもの)政府は春節休暇を2月9日迄とし、10日から出勤するよう推奨すると通達を出しております。
特に北京、上海、深圳等の沿岸部の工業地帯に関してはほぼ上記日程で統一され、私の春節休暇は1月24日~2月9日という17日間の超大型連休と相成ったわけであります。
17日間の大型連休の狙いとしては、新規感染を除けば新型コロナウイルスの潜伏期間が長くて14日程度と言われている部分から、春節前に移動完了していれば春節明けの移動時には既に症状が出ている或いは感染していないであろうという判断の基準に出来るという狙いが有ると思われます。
②航空便の影響
先日も記録しましたが、武漢付近については陸路、空路共に規制がしかれておりますが、その他の空港についても影響が出始めています。
まず、各航空会社の運行便が減少しています。
背景には、中国政府が団体旅行を禁止した点が挙げられます。
中国人は海外に行く際多くの国でVISAの取得が必要な為、旅行会社を経由して団体旅行として海外に行く事が多い国です。そうでなくても基本的には団体行動が好きな国民性が有るので今回の団体旅行の禁止措置は航空便に対してかなり影響を与えています。
これは1月27日の上海浦東空港のラウンジの写真です。
個人旅行は禁止されていないのでさすがに「人がいません!」とまではなりませんが、いつも人で溢れているこのラウンジにも人がほとんどいません。
③街中の状況
私は現在江蘇省の蘇州市という地区に住んでいます。
蘇州市の現状としては、春節期間が重複している事も有りますが開店していない店舗が非常に多い印象です。
本来で有れば春節明け7日目くらいからオープンしてくる時期なのですが今年はその気配が有りません。
デパートやスーパーは大きな店舗は営業していますが、営業時間は短く、食材も比較的不足している印象です。
店舗が限られる事も有り、顧客が集中しています。
写真はいつもはほとんど並ばないスーパーです。私の後ろに既に5人程並び始めていました。
日本人向けの飲食店街も非常に静かです。
全体で20~30店舗程度の日本料理屋がひしめいている地区ですが、現在営業している店舗は3、4店舗と言ったところです。※政府から営業を自粛するように通達が入っているようです。
街行く人の99%はマスクをしています。
④交通機関
市バス、地下鉄は運行本数を減らして営業しています。
ただ、蘇州市を出るバスについては運行していません。また、利用者もいつもの半分以下といった印象です。
先日上海に行きましたが上海も同様で上海市内を運行するバスは動いていましたが、上海の外に行くバスは運行していませんでした。
高鉄(新幹線)については武漢を経由する便は全て欠便していますがそれ以外はほぼ正常に稼働しています。
高鉄については降車時に駅から出るところで全員対象の体温検査(非接触タイプ)を実施しています。噂によると37.3度以上の熱が有ると検査対象になるとか。
※体温検査は高速道路でも市を跨ぐ箇所で乗員全員を対象に実施されています。
⑤私の対応
弊社も政府の申し付け通り春節期間を延長する事になりました。
かなり時間が出来たので私はフィリピン、香港に1週間程度退避する予定です。
ただ、アメリカ、シンガポール等は中国からの人の出入りに対しかなり厳しい措置を取り始めています。
海外逃亡中に中国へ渡航できなくなる可能性を考えると少し不安では有ります。
ただ、一応確認してみると各国共に入る時点での制限は授けても出ていく事に対してはそれほど厳しい制限を掛けないようですのでまぁ何とかなるかなと(^_^;)
とりいそぎ現状の中国の情報はここまでです。
本日、浦東空港へ行きますのでその際にネタにできそうな雰囲気が有れば改めて更新致します。
少しシリアスな話題なので面白くない内容ですが、私の忘備録と言う事で御容赦願います。
くだけた感じがお好きな方は本編(現在 2019年11月フィリピン旅行編)をお楽しみください!