南国好きのタイ不動産投資と旅行記

南国好きのタイ不動産投資と旅行記

タイを中心とした海外不動産や投資話と旅行記です。

コロナウィルスの影響による中国の現状 2020年2月2日 上海空港

まいど、GOBYです。

 私は数日前迄は中国に滞在していましたが、宣言通り中国を退避し今はフィリピンの天使のような名を持つ町に行きました。

今回中国国内の移動から上海空港及び帰国時の上海空港⇒家迄の移動の現状を目の当たりにした私から現状の上海市近郊(主に空港)について御報告させて頂きます。

 

今回の私の国外逃亡については音響機材に紛れてというわけでは無く、正式に上海浦東空港からマニラに向けての航空券を手配して蘇州市から上海市迄を高鉄(新幹線)、上海市内を高速バス、浦東➔マニラをセブパシを使用して移動しました。

※2月4日にフィリピンの大統領より中国との直行便は全て欠航との連絡が入りましたので現状はこの便が使用出来ません。

 

①蘇州駅

まず、高鉄の駅に行き驚いた事は、人がほとんどいません。

蘇州市は比較的栄えている都市なのでいつも駅構内は人でごった返しているのですがほとんど人がいませんでした。

f:id:BabylonChina:20200202010925j:plain

f:id:BabylonChina:20200202011111j:plain

本来であればちょうど春節が終わる時期なので混雑している事は必至なのですが、蘇州政府が春節期間を2月9日迄に延長した影響が出ているものと思われます。

おかげで私は購入済みのチケットの時間を前倒しして乗る事が出来ました。(正確には便変更で少し手数料がかかってます。)

因みに高鉄も一部欠便させて本数を少なくして運行しているようです。

 

②上海虹橋➔上海浦東の高速バス

バスは正常稼働していました。(運行時間、本数共に変化無し)

※2月6日に帰国した際は便数が半減していました。虹橋⇔浦東が1時間に1本しか有りません。

虹橋➔浦東については、いつも利用している時と比べると中国国外の方の比率が圧倒的に高いです。

私と同じく中国からどうにかして母国へ帰ろう(私はフィリピンへ逃避行するわけですが)としている方が多いのだと思います。

何より驚かされたのは虹橋から浦東空港迄をわずか40分で移動出来た事です。

通常1時間、道が混んでいると1.5~2時間かかるこの区間約70㎞をわずか40分で移動しました。

私は携帯でジャ〇プ+を見ていたので道中は全く気づきませんでしたが、これほどスムーズに移動出来た事は有りません。

春節期間(初期と終期を除く)は確かに車は少なくなりますがこれほど早く移動出来た覚えは有りません。

これはコロナウイルスで移動を制限している事が大きく影響していると思われます。

 

③浦東空港

まず構内に入る際、宇宙服みたいな服を着た人に非接触の体温検査をされました。

また、LCCでは偶に有りますが渡航先からの予定(次の渡航国と日程)について確認されました。

私は 上海➔マニラ  クラーク➔香港➔上海 という変則的なフライトを気まぐれでとっていたのですが、上海➔マニラとクラーク➔香港で利用するセブパシの職員より「クラーク➔香港便は欠航になっていますよ」

なに~!

お久しぶりのクールポコの「やっちまったなぁ!」どころか「遣っちまったなぁ!」です。

この時私はTrip.comで予約していたのですが、私の経験として本来Trip.comで予約した便に関しては到着予定時刻が5分変わっただけでも必ずメールやアプリ内で連絡が届いていたので改めて確認して頂くと、どうやらセブパシは2月3日以降の中国⇔フィリピン便を欠航としたようですが、香港⇔フィリピン便は対象外だそうです。

マジで焦った~(ー_ー)!!

上記からもTwitter等でコロナウイルスの影響で上海経由のタイ、フィリピン便が格安だとの書き込みが有りますが、便自体が欠航になるリスクが有りますので今の私としてはお勧めいたしません。※セブパシ以外も多くの便で欠便、減便が出ております。

※2月4日情報でドゥテルテ砲によりフィリピンと香港を含む中国の直接の移動が規制されました。私が予約していたクラーク→香港便も欠航です。

 

④浦東空港イミグレ付近

いつもは無い「健康宣言カード」なる物を書かされました。

※帰国の際は「健康申請書」にVer.アップしていました。たぶんこれが最終になると思われます。

SARSの際は私の記憶では2003年~2009年迄同様の内容の記載をしていたように思いますので今後、中国の出入りについては長期的にこういった資料が定着していくと思われます。

f:id:BabylonChina:20200207230557j:plain

 

⑤ラウンジ

第一に利用時間が短縮されていました。

通常時は~02:30頃迄使用出来るのですが01:30で終了と言われました。

第二に人が少ないです。

深夜便なのでそれほど気になりませんでしたが通常時は深夜便でも多くの利用客がいますが今回は本当に少なかったです。

第三に食べ物への配慮がしっかりしていました。

ホットミールは閉鎖。

並べられる食べ物は全てラップ梱包。

道具は使い捨ての箸やプラスチックのみという状態です。

ラーメンをその場で作ってくれるラウンジでしたのでその部分だけは通常と同様にオープンしていました。ただ、いつもなら自分で盛り付けるパクチーやネギ、ミンチ肉等についてもスタッフが盛り付ける仕様になっていました。

これには大変驚かせられると共にラウンジの対応に安心を覚えました。

今回のコロナウイルスも市場から出ているので食についての対応が最も重要なのだと再認識させられました。

f:id:BabylonChina:20200202010403j:plain

f:id:BabylonChina:20200207230220j:plain


 

⑥機内

乗客は見た目20%程度しかいませんでした。

私は直前で5000円程度で購入したのですが、安い席には人が集中しているという状況です。

当然ですが、スタッフに迷惑の掛からない空席(追加でお金がかからない席)へ移動して横になってフィリピン迄の約3時間はぐっすり寝入りました。

※ラウンジでビール(カルズバーグ)を5杯飲んだので気持ち良く寝ていました(@_@;)

 

少し長くなってしまったので 帰国時(フィリピン➔韓国➔上海)については追って記録させて頂きます。

 

私から伝えたい事としては、公共機関に関してはSARSの教訓を活かして何とか中国国内で収束させたい中国政府の意思もしっかり伝わりますし、市民についてもマスク着用率の向上等、以前よりもしっかり対策をしている印象です。

ただ、それでも現状の被害状況(2月7日時点で死亡者637人)に到っているという点でSARSの時(死亡者合計774人)よりも状況が深刻な事は明確だという事です。

SASRSの時は2002年11月に感染が確認され、最後の感染者が2004年4月だそうです。※2004年の感染者は研究施設内感染のようですが。

この数日は毎日50人以上の死亡者が報告されています。さらに言うならば春節(旧正月)の期間延長で留めていた人の流動も次週(2月10日以降)より解禁され、全国に感染のリスクが拡大する事は必至です。

感染後死亡率2%という状況では有りますが感染力が非常に高いという事も特徴ですので中国入り及び中国からの訪問者と接する場合は充分気を付けてくださいと言う事です。

※私もフィリピンに逃避行していましたが今と一週間前とではまた状況も違いますね。

何より、既にフィリピンへは逃避行出来ません(フィリピン政府は14日間以内に中国訪問履歴が有る人は入国出来なくなりました)。

 

皆様の健康を祈ると共に、私も飼い猫と共に本当にもうすぐ帰任出来るのか不安になっている現状です(@_@;)