南国好きのタイ不動産投資と旅行記

南国好きのタイ不動産投資と旅行記

タイを中心とした海外不動産や投資話と旅行記です。

中国の現状2020年2月15日 弊社は無事操業再開しました。

まいど、GOBYです。

※以前より申しておりますが、私中国在住ですのでそのつもりで本文をお読みください。

 

コロナウイルスによる感染者統計の不備により湖北省と武漢市のトップが更迭されました。

でもその代りにトップに就任したのが、今回のコロナの対応が中国の中で一番ザルだと言われている上海の市長との事です。

早く収束して欲しいのですが最近は毎日100人以上の死者報告が上がっており、まだ収束するような気配は有りません。※2月15日現在で死者統計1,524人。

 

日本でも死者が出たり、感染情報が上がったりと影響が出ている中で、私が住んでいる街の現状を御報告致します。

 

私は蘇州市という街に住んでいます。

武漢市からは約750㎞、上海市からは約100㎞に位置しています。

現状の蘇州市は既に多くの企業が操業を再開させており、道路上も車の往来が増えてきております。

ただ、操業再開する為には政府への申請と認可が必要で、まだ政府から認可が下りていない企業も多く存在します。

 

幸いな事に弊社は先日政府から認可が下り、無事操業を再開させております。

ただ、この際の要求事項として、

①毎日の体温測定

②3日分以上のマスク、消毒用アルコールの保持

③感染者用の隔離室の用意

④事務所内の空調使用禁止

⑤打ち合わせの禁止(人が集まる行為の禁止)

⑥人と人が向き合ってはいけない。向き合って作業する場合は対面部を隔離する事

⑦人が接触する箇所は定期的にアルコール消毒を行い記録を残す事

等々

非常に多くの要求事項が提示されました。

⑥については言葉ではわかり辛いですが写真を見て頂くと分かりやすいかと思います。 

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こんなイメージです。

一蘭の味集中カウンターのようですが、政府は真剣です。

食事についても食器はワンウェイの物を使えとか、人を食堂に出来るだけ集めないように配慮しろ(ローテーションで食堂を使用)とか、かなり厳しいです。

とは言っても何とか要求事項を満足させ操業を再開出来ているだけでも幸いな事で、未だに許可が得られない会社も非常に多く有るのが現状です。

ただ、仕事をさせないと経済が回らず、体力の無い会社は倒産してしまうのは政府もわかっているので今後はスローペースではあるものの、操業再開の許可が下りていくものと思われます。

 

街中

この二週間での変化点としては、地下鉄、市バス等の公共交通機関への乗車時は必ず体温検査を行われるようになりました。

地下鉄は体温検査の都合で入場場所が制限され(出入口が一部しか開いていない)、バスには一台一台体温検査を行う担当員が配備されています。

こういった点が影響し、便数は激減。通常7分に一本程度走っている地下鉄が20分に一本になったり、10分間隔で走っているバスが30分に一本になったりしています。

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(封鎖された地下鉄出入口の一つ)

現状、「人が集まる行為」が政府より自粛指示されており、ほとんどの飲食店は店舗を開けていません。

ただ、中国はデリバリーサービスの発展が目覚ましく、店内で食事は摂れないものの、デリバリーサービスの提供は継続しているというのが飲食店の現状です。

噂では2月20日から飲食店内での食事が解禁されると言われていますが、多分無理でしょう。※弊社と同じ状態だったら大丈夫かもしれませんが(+o+)

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(オープンしているデパート内。結局ほとんどの店舗が閉店継続中)
 

団地

蘇州市では86名の感染者が発見されており、既に幾つかの団地が隔離されています。

ただ、完全隔離というわけでは無く、先ほどのデリバリーの配達や団地内での有る程度の移動は問題が無いようです。

ただ、出入口が限定されたり、団地によっては感染者発見から何日間かの人の出入りを制限する動きが有るので自分以外の感染情報も常に仕入れる必要が有ります。

※団地の出入り口でも基本的には体温検査の実施と、入退場カードの提出により入場規制をしている団地が多いようです。

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(封鎖された団地出入口)

 

学校関係

3月1日迄の休業が決定しました。

1月18日から休みの学校がほとんどだったので6週間の長期休暇になりますが、授業の補填等がどうなるかは不明です。

 

総評

まだまだ収束する気配が有りませんね。

 以前、コロナウイルスが発生した初期、「中国経由便は安価でリスクが取れれば狙い時かも」と無責任な事を言っておりましたが多分多くの便で既に欠航になっていると思われます。軽率な言動、申し訳ございませんでした。

また、一度中国を経由してしまった為、第三国に14日間入れない(インドネシア、フィリピン、シンガポール、アメリカ等々)といった事も考えられますので渡航計画は充分検討して下さい。

※私の旅行計画はかなり振り回されています。

 

日本も他人事じゃなくなってきた感じが有りますが、日本の感染対策が今後どのように展開されるのかにも注目したいところです。